2007年01月26日

ビーストウォーズ ザ・ギャザリング#4(9)

2週間後……
(滝の周囲に木や岩で砦を築くサイバトロンたち。トルカが木材を運び、グリムロックも槌をふるっている)
プロール「どうかしたかい?レーザーバック」
(川岸に座り、水面を見つめるレーザーバック)
レーザーバック「いや、何でもない、プロール。ただ、考えていたんだ。あの向こうのどこかで、『ビーストウォーズ』は今も進行中だ」
(ドラゴンメガトロンとパワードコンボイが戦うイメージ)
レーザーバック「メガトロンがメガトロンである以上、奴は間違いなく最善を尽くして、この惑星からサイバトロンを排除しようとするだろう。そして、やがては自らの狂気をセイバートロン星へと持ち帰るんだ。奴は私の手の内にあった、プロール、奴の脅威を永久に止める事も出来たんだ。私は時の流れを尊重し、手を加えてはならないと教えられた。だが、そいつは非常に魅力的だった」
プロール「価値あるもののためさ、レーザーバック、あんたは正しかったと思うよ。こいつはあの向こうやあの時の問題じゃない、今、ここで起きていることだ。好むと好まざるとにかかわらず、これは我々のビーストウォーズだ。我々が何を為すか、いかにして立ち上がるか倒れるかが、我々を永久に定義付けることになるだろうよ」

ここは、始まりの時……?

(終)
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2007年01月25日

ビーストウォーズ ザ・ギャザリング#4(8)

サイバトロンの隠れ家:
(援軍の登場により形成は逆転し、敗走していくデストロン兵士たち。崖の上から戦況を見ていたジャガーも無言で去っていく)

ハウリンガー「よくやってくれた。ええと……」
トルカ「トルカだ。これだけ時間がかかってしまったのは申し訳ない。レーザーバックの集結シグナルを何日も追い続けていたんだ、道すがら他の仲間も拾ってな」
ハウリンガー「俺はハウリンガー。レーザーバックもおそらく、すぐに合流する筈だ。その間に優先しておきたいのは、例のトランスワープ信号増幅器だ」

(埋もれた洞窟からトルカが岩をどけ、ビーブーンとハウリンガーによってスナールが救出される)
ハウリンガー「首尾は?」
スナール「メッセージは送ったよ。届いたかどうかは知らないけど……」
ビーブーン「もし、届いていなかったら……」
ハウリンガー「それはまた別の問題さ。俺達はここに残るんだ」
トルカ「で、どうするんだ?」
ハウリンガー「もしスナールのメッセージがうまくいっていたとしても、もし救援作戦が行なわれる可能性があるとしても、古代の地球には調査しなければならない事が山ほどある。だから、俺達はここに落ち着いて、出来る限り楽に構えておこうじゃないか」
プロール「それにデストロンは?」
ハウリンガー「叩きのめして鼻っ柱をへし折ってやったが、奴らは戻ってくるだろう。奴らはいつでも戻ってくる」

(月夜の下、ジャガーの前に集結する敗残のデストロン兵士たち)
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2007年01月21日

ビーストウォーズ ザ・ギャザリング#4(7)

デストロン野営地:
(レーザーバックを相手に思わぬ苦戦を強いられるマグマトロン。メガトロンを捕えた背後の装置から、白い電光が現れ始める)
マグマトロン「く、ぬぁ!」
オプティマスマイナー「今日はツイてないみたいだね?マグちゃん」
(背後を振り返ると、捕えたメガトロンの上にオプティマスマイナーが座っている)
オプティマスマイナー「まあ、もっとも、これからもっと悪くなるんだけどね!」
(メガトロンの胸に付いていた時間の位相を変える装置を取り外すオプティマスマイナー)
マグマトロン「貴様は?一体何をした?」
オプティマスマイナー「あんたのご立派な計画をぶち壊しにしちゃったのかもよ」
(マグマトロンの手を逃れるオプティマスマイナー。その間にも装置からの電光は輝きを増していく)
コンピューター「警告!トランスワープ転轍まで5、4、3、2……」
マグマトロン「おのれ、これは!」
レーザーバック「悪いな、マグマトロン」
(最後の一発を放つレーザーバック。マグマトロンは装置の上に倒れこむ)
レーザーバック「時間切れだ!」
(小爆発を起こす装置の中で、マグマトロンの体が電光に包まれていく)
マグマトロン「止めろ!こんな、筈では……!」
(最後に強烈な閃光を残して消えるマグマトロンの姿)
レーザーバック「ボンボヤージ」
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2007年01月19日

ビーストウォーズ ザ・ギャザリング#4(6)

サイバトロンの隠れ家近く:
ハウリンガー「ええい!」
(上空からのレーザービーク、インジェクターの砲火に追われるハウリンガー)
ハウリンガー「奴ら、どこにでもいるな。それよりも厄介なのは……」
(ハウリンガーの前方を阻むように現れるマンテラー、テラゲーター、バズクロー、スナッパー)
ハウリンガー「その統制がとれてるってことだ」
(ハウリンガーの反対側から、ジェットストーム、スカイシャドーに追われてくるボーンクラッシャー)
ハウリンガー「ボーンクラッシャー? そうか!これはまずいぞ」
(一角に追い立てられ包囲される4人のサイバトロン)
ハウリンガー「俺達は追い寄せられていたんだ。次にどうなるか、考えたところで褒美などないがな」
(崖の上からデストロンの指揮をとっていたジャガー)
ジャガー「デストロン兵士、各自狙いを定め、砲撃用意……」
(その時、地面を揺るがすような轟音が一同を振り返らせる)
トルカ「サイバトロン戦士、奴らを一気に押し潰すぞ!」
(巨体のトルカを中心にサイバーシャーク、ホワイトクローら、これまで音信不通だったサイバトロン戦士が集結。デストロンとの激突にハウリンガーらも反撃に転じる)
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2007年01月18日

ビーストウォーズ ザ・ギャザリング#4(5)

デストロン野営地:

マグマトロン「他のサイバトロンの仲間ともども、ジャガーに狩らせてそれで良しとしても構わなかったのだがな、レーザーバック、貴様の始末を自ら付けるチャンスが目の前に転がってるというのに、それをふいにすることもあるまい!」
(右肩の恐竜の口でレーザーバックに襲いかかるマグマトロン。だが、その攻撃はふいに消えたレーザーバックの体をすり抜けてしまう)
マグマトロン「ぬっ?」
(振り向くマグマトロンの背後で、左の腕に付けた装置を操作するレーザーバック)
マグマトロン「何っ?」
(背中の銃で側面からマグマトロンを攻撃するレーザーバック)
マグマトロン「ぐはっ!」
(向き直るマグマトロンだが、レーザーバックは再び左腕の装置を操作し、不可視の存在へと変じる)
レーザーバック「ちょっとした小細工さ、マグマトロン。1、2ナノクリックの間だけ局地的時間流から自分を切り離せば、誰にも見られることも触れられることもない。欠点はその連続体の中に固定化されてしまうことだが、お前達のこの気の利いた時間位相アームバンドのおかげで、私は自分の時間を選び取ることが出来るのだ!」
(一瞬だけ元の時間相に戻り、今度はマグマトロンの背中に攻撃を放つレーザーバック)
マグマトロン「ぐおっ!おのれ!動くな……」
(マグマトロンの反撃は当たらず、不意に現れるレーザーバックの攻撃だけが命中していく)
レーザーバック「観念するんだな、マグマトロン、お前に後はない」
(銃を手持ちに切り替え、正面から、至近距離から、マグマトロンに攻撃を浴びせるレーザーバック)
レーザーバック「このまま続けさせてもらうぞ!」
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2006年12月24日

クリスマス特別編「ほしをみつめて」

スタースクリームは いちめんのぎんせかいに たっていました
そらにはゆきがまっていましたが スタースクリームは そのむこうに みえないほしを ずっとみつめていました
スタースクリームがみつめていたのは トランスフォーマーのふるさと、セイバートロンせいでした

スタースクリームは むかしから セイバートロンせいを せいふくすることを ゆめみてきました
かぞえきれないほどのサイバトロンと それとおなじくらいのデストロンを そのやぼうのために たおしてきました
しかし ついにスタースクリームは このちきゅうで 3にんのサイバトロンにつかまってしまい、きゅうみんカプセルにいれられてしまったのです
もうなんかげつ いや なんねんたったことでしょう? でも いまのスタースクリームにとって それはどうでもいいことでした
カプセルのとびらがひらいたとき スタースクリームは じぶんのほんとうのきもちに きづいたのです
デストロンのリーダーになることよりも サイバトロンとのたたかいにかつことよりも スタースクリームはいま もういちどふるさとにかえりたいと それだけをおもっていました

「ねえ きみ トランスフォーマーだよね?」
ふとみると スタースクリームのあしもとに めがねをかけた おとこのこが たっていました
「おまえにようはない うせろ!」
スタースクリームは ふきげんそうに こたえました
「なまえは なんていうの?」
「みみがきこえないのか? それとも ばかなのか? おれは うせろ といったんだ!」
いつものスタースクリームなら ちいさなにんげんなど ふみつぶしてしまうところですが いまは そんなきもちを ふるいたたせることですら おっくうでした
「きょうはクリスマスイブなんだよ そんな くらいかおを していないで もっと たのしいじかんを すごさなきゃ」
「うっとうしいやつだな これがさいごだ ほっといてくれ」
たったまま こたえるスタースクリームですが おとこのこは たちさろうとしません
「いや いやだよ! だって きみはクリスマスのことを しらないだろう? クリスマスのことをしったら きっと きみだって げんきになるはずなんだから」
「ああ! サイバトロンは なんでこんなやつらと なかよくなれるんだろうな? わかったわかった」
そういうと スタースクリームは じぶんのあたまのなかの ちきゅうのことばのデータを ひきだしました
「『クリスマス 12がつ25にち キリストのたんじょうをいわう ねんじゅうぎょうじ かぞくがあつまり プレゼントをおくる』 これでいいんだろう? さあ とっとときえて おれのじゃまをしないでくれ」
「ちがう ちがうよ! そんな きかいみたいなものじゃないんだ! クリスマスのこころというものを きみはわかっていないよ ぼくがおしえてあげるから」
とうとうスタースクリームはおこりだしてしまい おとこのこを てでつかまえました
「いいや、おしえるのはおれだ! あとひとことでもしゃべったら おまえは だいじなクリスマスのひを いきてすごせなくなるってな! わかったか?」
おとこのこは ふるえてこたえました
「わ わかったよ だから おろしてくれないか そうしたら ぼくはうちにかえるからさ」
おとこのこを じめんにおろしてやりながら スタースクリームはいいました
「かんたんにいってくれるよな おまえには いえがあって いつでもそこにかえれるんだからな うらやましいぜ」
スタースクリームは たちさるように ゆびをさしました
「さあ おれにはできないことだ おうちにかえりな!」

しばらくめをとじていたスタースクリームですが
「まだそこにいるのか?」
めをあけると おとこのこは まだ スタースクリームのあしもとに たっていました
「う うん ねえ もしきみが クリスマスのほんとうのすがたをみたら きっと もっとたのしくなれると おもうんだけどな」
「やれやれ おまえがそこまですすめるんだったらな」
スタースクリームは ジェットきのすがたに トランスフォームしました
「わあ かっこいい トランスフォームだ!」
スタースクリームは うでをのばして おとこのこを そうじゅうせきに のせてあげました
「ようし! ねえ どこへいくの?」
「さあな おまえがいった クリスマスのこころっていうのは どっちにあるんだ?」
「ええと そうだね このみちにそっていって うんがよければ だれかがプレゼントをこうかんしているのを みられるはずだよ」
「そいつはまちきれないな」
スタースクリームは ばかにしたように いいました
「ばかにしたきゃ してもいいけど でも きみは プレゼントといっしょにつたわる きもちを わからないと」
そうじゅうせきのなかで おとこのこは せつめいします
「それこそが クリスマスの ほんとうの おくりものさ そうやって まずしいひとは やすらぎをもらい ぜつぼうしたひとは きぼうをもらうんだ なにかをあげるってことは さいこうにきもちのいいことなんだよ」
「ふん あげるのは よわいやつらのすること つよいやつは うばうんだ」
そらをとぶスタースクリームのしたで いちだいのパトカーがきゅうにほうこうをかえて スタースクリームのあとを おいかけていきました
「にんげんのかんがえることは サイバトロンとおなじだな」
「すくなくとも きもちだけは すなおにもっていてね」

しばらくとんでいくと いちだいのバスが ゆきみちでとまっているのが みえました
「ねえ あのバス ふきだまりで うごけなくなっているよ おろして」
スタースクリームは ロボットのすがたにトランスフォームして じめんにおりました
そうじゅうせきから ほうりだされた おとこのこも しっかりうけとめてあげます
「ナイスキャッチ! みて バスにのっているのはおとしよりだ たぶんクリスマスのおいわいに むかうところだったんだよ」
おとこのこは スタースクリームのてから とびだしていきました
「きっと このひとたちは このいちねんかん このりょこうを たのしみにしていたんだ でも いま ふきだまりでうごけなくなって みんなこごえてしまっている」
「だから?」
おとこのこのいうことは スタースクリームにはよくわかりませんでした
「だから バスをうごかして たすけてあげるんだよ それがきみからのクリスマスプレゼントになるんだ!」
「だけど それで おれにどんなとくがあるんだ?」
「ぼくをしんじて やってみればわかるよ きっとおどろくよ」
スタースクリームがバスにてをかけた そのときです スタースクリームのうしろからちかづいてきたパトカーが ロボットにトランスフォームして スタースクリームに じゅうを うちました。
「てをはなせ デストロン! にんげんたちよ もうだいじょうぶだ このストリートワイズが たすけにきたぞ」
プロテクトボットの げいげきいん ストリートワイズです
「うんがよかったな スタースクリームが わたしのうえをとんだときに やつをスキャンしたんだ」
ストリートワイズは じゅうで さらにスタースクリームをこうげきします
「ついてないな スタースクリーム にどと ひとさまに めいわくをかけられないように してやるぜ!」
「ちっ あのガキの いうことをきくのに いそがしくて こいつが ちかづいてくるのに きづかなかったとはな」
しかし スタースクリームも デストロンのつわものです
「もっとも サイバトロンひとりをスクラップにするのに ておくれなんてことはないがな」
りょううでのナルビームで はんげきです
「おっと じゅうではかなわないか」
ストリートワイズは あわててよけました
「だが カーモードなら スピードは うえだぜ」
パトカーにトランスフォームして ナルビームをかわします
「そして ちかづいたら こんなことも できるんだ!」
ロボットにトランスフォームしたストリートワイズの たいあたりで スタースクリームは はねとばされていきました
「かみさま おお こんなちかくにまで」
「そうじゃ まさか あいつらが ことしのサンタのかわりじゃあるまいな」
バスのなかのおとしよりは ちかくでたたかう スタースクリームたちのすがたに いきたここちが しませんでした
「これでおわりだ デストロン」
とびかかってきたストリートワイズを スタースクリームが けりかえします
「ばかをいえ ストリートワイズ くたばるのは てめえのほうだ」
「やめて! もうやめてよ!」
おとこのこが あいだにはいりました
「このデストロンは みんなをきずつけようとしたんじゃない たすけようとしていたんだ」
おとこのこは ストリートワイズにむかっていいます
「きみがこうげきしてきたせいで このひとたちは もうすこしで けがをするところだったんだよ ぼうりょくで かいけつしようとするなら きみたちのてきと かわらないじゃないか」
「そういうことだ サイバトロン くやしかったら ないてみろ」
スタースクリームは かたてで バスをもちあげて ふきだまりから だしてあげました
「さあ にんげんども おまえたちは じゆうだ」
「いやあ おおきいの たすかったよ」
「15メートルのサンタさんじゃな」
おとしよりたちは くちぐちに おれいのことばを いいました
「し しんじゃられない デストロンが こんなことを」
ストリートワイズは おどろきを かくせません
「ふふん そいつはな」
「クリスマスだからさ!」
スタースクリームのことばに おとこのこが つづけます
「そうか まあいい わたしは このバスが もくてきちにつくよう おくっていこう きみは まだ そのデストロンと いっしょにいるつもりかい?」
「うん ぼくなら だいじょうぶだよ!」
しんぱいそうに パトカーにトランスフォームする ストリートワイズでしたが おとこのこは げんきにこたえました
「ありがとう!」
「きをつけて!」
「よいいちにちを!」
おとしよりたちは おわかれのことばをいいながら ストリートワイズといっしょに さっていきました

スタースクリームとおとこのこは ひろばにある おおきなクリスマスツリーのまえに やってきていました
「わかったでしょう だれかに なにかをしてあげると じぶんも しあわせなきもちになれるって きっとこんどは きみが だれかにたすけてもらえるばんだよ」
「そいつはどうかな」
「そんなこといわないで あのバスのひとたちが おれいをいってくれて きみもうれしかったでしょう」
スタースクリームをはげまそうとする おとこのこでしたが スタースクリームのへんじは つめたいものでした
「かんちがいするな おれはただ あのサイバトロンに はじをかかせてやったのが おもしろかっただけだ」
「ほ ほんきじゃないよね? きみにとって あのできごとは それだけのためだったの? ぼくには なんていったらいいのか わからないよ でも」
いつのまにか おとこのこのめには なみだがあふれていました
「メリークリスマス」
おとこのこは ただ それだけを くちにしました
「ふん」
スタースクリームは おとこのこをのこして ひろばから でていこうとします
でも さいごに すこしだけ ふりかえって こういいました
「そうそう メリークリスマスだ ぼうず」
そのとき ゆきがイルミネーションのひかりをうけて うちゅうにかがやくほしになったかのように おとこのこには みえました

(おわり)
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2006年12月01日

ビーストウォーズ ザ・ギャザリング#4(4)

サイバトロンの隠れ家:
(滝を見下ろす崖の上)
ジャガー「マンテラー、報告しろ」
マンテラー「サイバトロンの数はおそらく5人か6人、左から3つ目の突き出た所に隠れてやがります。見張りは2人、オートガンその他の装備がある形跡は無し」
ジャガー「ほう、面白い!地上部隊を両翼の位置に着かせろ。まず奴らを追いたて、それから皆殺しにするのだ!」
(崖から一斉に飛び降りるマンテラー、スピッター、スカベンジャー、バズクロー、スカージ、テラゲーター、スナッパー、クワガイガー)

(隠れ家の内部。組み立てが終わった送信装置と増幅器を前にするスナール、ビーブーン、ハウリンガー)
スナール「オーケー、予行演習だ。ビーブーン」
ビーブーン「主電源。短波長バースト、0.5ナノクリック」
スナール「ハウリンガー」
ハウリンガー「バッファー。交信制動器が赤なのを確認。出力が許容範囲に維持されたら、送信準備よしだ」
スナール「レーザーバックより重要メッセージ。コールサイン:ブレーカー・ナイナー・ヴァーチュー。マグマトロンが地球で再初期化されたプロトフォームを利用して新兵を補充中。セイバートロン星への攻撃が急迫。周辺監視施設の包括的なアップグレードを要請する」
(ハウリンガーに振り向いて)
スナール「時間は?」
ハウリンガー「7.6ナノクリックだ」
スナール「くそっ!長すぎたか。もっと……」
(突然崩れ始める洞窟)
ビーブーン「何だ?」
(見張りについていたラムラスとボーンクラッシャー)
ラムラス「お客さんだ」
ボーンクラッシャー「デストロンか。お情けの時間だか何だか分からないが、ようやく逃げ出す事も出来たものを!」
(空中から洞窟に攻撃をかけるデストロン)
ハウリンガー「ここにいては生き埋めにされるぞ!」
スナール「あんた達4人は脱出してくれ。俺はメッセージを送る」
ビーブーン「何だって?それは駄目だ。一人でなんて出来る筈が……」
スナール「早く!洞窟から奴らの攻撃を逸らして欲しいんだ。全員がここにいたら全滅だ」
ハウリンガー「しかし君を置いては……」
スナール「それでも行くんだ。どっちにしろ俺達は命拾いしたに過ぎない。だから、その猶予を大事にしてやろうぜ。さあ、頼む、行ってくれ!」
(砲火の中、洞窟の外へビーストモードで脱出するビーブーン、ハウリンガー、ボーンクラッシャー、ラムラス)
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2006年11月29日

ビーストウォーズ ザ・ギャザリング#4(3)

デストロン野営地:
グリムロックとマグマトロンが分離した恐竜3匹との激しい戦い。スカイサウルスが頭を押さえ、シーサウルスが首に巻きつきながら右前脚に噛み付き、ランドサウルスが頭突きを食らわせる)
グリムロック「はぁっ、ふぅっ、ぐぉっ!」
ランドサウルス「死ね、落ちろ!貴様はそれほどまでに自分達の大義が大事なのか、それとも自分が敗れたがどうかも分からないほど愚かなのか?」
(スカイサウルスとシーサウルスが離れる。クラクラと眩暈を起こすグリムロック)
グリムロック「たぶん……りょうほうぅぅ……」
(そのまま横に倒れて気を失うグリムロック)
ランドサウルス「時間は?」
コンピューター「トランスワープ転轍まであと5.6サイクルでカウント中よ」
ランドサウルス「よし」

(ロボットモードに合体し、装置に横たえられているメガトロンを見下ろすマグマトロン)
マグマトロン「メガトロン、貴様に対して悪意は無い。だが、トリプティコン評議会は貴様を即時に裁判にかける事を望んでいる。儂が今暫くの間、忠実な下僕の役を演じるには、それが好都合なのだ。少なくとも儂が立ち上がり、セイバートロン星を武力で奪い取るまではな。おそらく、あるいは、いつの日か、貴様にも居場所ができるだろう、儂の新たな支配体制の下でな!」
(その背後に立つレーザーバック)
レーザーバック「結局、縁が切れたままになってしまったな。お別れの挨拶をしてくれる時間はもう無いかい?」
マグマトロン「レーザーバック、貴様には……時間を作ってやろう!」
(振り返ってニヤリと凶暴な笑みを浮かべるマグマトロン)
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2006年11月28日

ビーストウォーズ ザ・ギャザリング#4(2)

(イグナーの胴体を踏み潰し、もぎ取った左腕を口にくわえるグリムロック)
グリムロック「いつもおなじ、ねむって、おきると、きげんわるい。うらみないが、それ、かたづけなきゃならないしくみなだけ!」
マグマトロン「そこまでだ!貴様らサイバトロンが厄介者から障害物に変わるのに時間はかからんな。いつもなら貴様を粉砕して終いとするところだが、儂にはこれからやらねばならぬ事、行かねばならぬ場所がある。今すぐ引き下がるなら命は助けてやろう。これは一回だけしか言わぬぞ」
グリムロック「ひき、さがる?」
マグマトロン「いいだろう、分かりやすく…」
(マグマトロン、3体に分離)
ランドサウルス「…体に教えてやろう!」
(3体の恐竜がグリムロックに襲いかかる。その激しい戦闘の外で、マグマトロン達がメガトロン捕獲時に使った装置を盗み出すオプティマスマイナー)

サイバトロンの隠れ家:
(トランスワープ増幅器の修理を行なうスナール)
ビーブーン「我々の儚い夢や希望がこんな物にかかっているのか?」
スナール「おい!俺だって出来るだけの事はやってるんだぜ。アークから持ってきた馬鹿でかい骨董品の部品と最先端のトランスワープ増幅器をくっつけようっていうんだ。どれだけ大変か分かるだろ!」
ハウリンガー「落ち着けよスナール。君が難しい条件でベストを尽くしている事はみんな分かっているさ。ビーブーンはただ、考えるより先に口が動いただけだ」
スナール「いや、ハウリンガー……あいつは正しいよ。奇跡が起こってこいつが動いたとしても、組み立てた物が焼き切れるまで、セイバートロン星にメッセージを送れるのはおそらく長くて3〜4ナノクリックなんだ。電力定格はメチャクチャだし、再測定する方法もない」
ハウリンガー「つまり?」
スナール「2度目のチャンスは無いって事さ。俺達に必要なのは、簡潔さ、明確さ、それに幸運だ!」
(隠れ家の周囲を飛び回るデストロン航空部隊の影)
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2006年11月08日

ビーストウォーズ ザ・ギャザリング#4(1)

地球。紀元前約10,000年:

スカイシャドー「見つけやしたぜ」
ジャガー(通信)「確かか?」
スカイシャドー「確かも確か、奴らの巣まるまるでさぁ」
(上空からサイバトロンの拠点のある滝を見下ろすスカイシャドー)

ジャガー「良くやった。反復は不要、交戦もするにゃ。私自ら確かめたい。全デストロン兵士、こちらは戦場指揮官ジャガー……スカイシャドーの位置を追跡し、集結せよ……仕留めに向かうぞ!」
(背中のジェットを噴射し急行するジャガー)

デストロン野営地:
(木の上から様子を伺うレーザーバックとオプティマスマイナー)
オプティマスマイナー「なあ、注意をそらす必要があるって言ってたけど、オイラが思うにこれって、大チャンスだぜ!」

(ドリルビットを尻尾で跳ね飛ばし、地面に押さえ込んだイグナーの頭に食らい付くグリムロック)
ドリルビット「ぎゃぁっ!」
グリムロック「ばかなデストロン……おれグリムロック、さいきょうのビースト!」
イグナー「あがが!」

オプティマスマイナー「グリムロックって、あのグリムロックか?」
レーザーバック「彼もアクサロンの乗員名簿の中にあった、もっともステイシス状態だったがな。つまりはそういう事だ」
(木から降りたレーザーバックとオプティマスマイナー)
レーザーバック「だがオプティマスマイナー、君の言う通り、これは我々にとってチャンスだ、おそらく一度きりの。何をやるかは分かっているな」
(レーザーバックをその場に残し、草むらの中に隠れながら移動するオプティマスマイナー)
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2006年11月05日

BW10th:ラットトラップ

遠く離れた無人の惑星に取り残され、オプティマスプライマルのスパイ兼こそ泥として働く事は、ラットトラップの優先事項リストの中で順位が高いものではなかった。賢く、陰険で、皮肉屋であるラットトラップは、たびたび他のマクシマル達に良くないやり方で厭味をぶつけてしまう。彼は周囲に飛び道具を発射するのに当たって、決して他の者ほど熱心ではない。正々堂々とした戦いは、まったく彼の仕事ではないのだ。プレダコンの基地に押し入り、何か旨みのあるデータを盗ませる機会を与えてやれば、その時こそ彼が真に輝く時であろう。

体力:6
知力:7
速度:8
耐久力:5
地位:7
勇気:6
火力:6
技能:9
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2006年11月04日

ビーストウォーズ ザ・ギャザリング#3(9)

(木の上からマグマトロン達の様子を伺うレーザーバック達)
レーザーバック「遅かったか。もう復帰シークエンスが作動している」
オプティマスマイナー「で、どうするんだ?レーザーバック!」
レーザーバック「ああ……」
(装置の傍にある部品を見つめるレーザーバック)
レーザーバック「一つだけチャンスはある。マイナー、君の器用な指を借りたい。だが、その前に、奴らの注意をそらす必要がある」

ドリルビット「マグマトロン様!周辺部のセンサーが破壊されました!」
マグマトロン「敵か?」
ドリルビット「一体。スパークの反応サインが度を外れています。どんな奴にしろ、そいつは大きく……怒り狂っています!」
(彼らの前に現れる巨大な白いラプトル)
グリムロック「そのとおり」
マグマトロン「貴様は?」
グリムロック「おれ、グリムロック!」

(#3終)
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2006年11月03日

ビーストウォーズ ザ・ギャザリング#3(8)

サイバトロンの隠れ家:
(洞窟から出て周囲を見渡すラムラス。洞窟の中からハウリンガーが出てくる)
ハウリンガー「何かあったか?」
ラムラス「いいや、ハウリンガー。味方も敵も見えねえ。こう何もないというのも、忍耐力も試されるな。実際、俺は洞窟でこそこそしているより、敵と全力でぶつかりてえんだ」
ハウリンガー「理解は出来るが、無謀な考えではあるな。ビーブーンも同じ気持ちのようだが。とはいえ、レーザーバックの隊が戻るか、彼の出動命令に応えたサイバトロンが現れるまでは、攻撃に転じるのは馬鹿な考えと言うべきだ。ただ待ち。、祈るしかない……敵に先に発見されないように」

(ジャガーと、その命令で高空からサイバトロンを捜すデストロン達)

デストロン野営地:
(森の中。気を失ったメガトロンが何かの装置の上に横たえられている)
ドリルビット「準備完了です。トランスワープ転轍まで残り10
サイクル……」
マグマトロン「うむ、その6ナノクリック後に装置を自爆させるようセットしろ。それで誰も我々の後を追って戻れなくなる。よいな?」
イグナー「了解」
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2006年11月02日

ビーストウォーズ ザ・ギャザリング#3(7)

(山間。アークから出て来たレーザーバック達)
スナール「つまりマグマトロンがあのメガトロンを捕まえてくれる訳だろ。悪い事なんてないんじゃないか」
レーザーバック「いやスナール、そうすると奴はセイバートロン星に戻る事になる。メガトロンは生贄だ。セイバートロン星に戻れば奴は大政変のための土台作りを作り始め、我々の送る信号などどうとでも逸らせる!その間に、ここに残った地上部隊が我々をゆっくりと狙い撃つって寸法だ。奴の足止めをする必要がある……少なくともトランスワープ信号増幅器を作動させるまではな」
(ビーストモードに変形するレーザーバック)
オプティマスマイナー「いいねえ!正義の味方らしい最後の戦い!」
レーザーバック「ボーンクラッシャー、装備を基地まで安全に届けてくれ。スナールは修理を任せた」
スナール「分かったぜ。それじゃレーザーバック、奴らをこてんぱんにしちまいな!」
(スナールの背に乗るオプティマスマイナー)
オプティマスマイナー「どこへ向かっているんだ?」
レーザーバック「マグマトロンの野営地だ。奴のセイバートロン星への帰りの切符がそこにある」
オプティマスマイナー「で、そこに着いたら?」
レーザーバック「キャンプを張って以来、私は繰り返し集合信号を発し続けてきた」
(口を開き、中の発信装置で信号を発するレーザーバック)
レーザーバック「宿無しなり迷子なり、そのエリアに他のサイバトロンがいる事を祈るしかない」

真東:
(高台の上に集結しているジャガー、レーザービーク、スカイシャドー、バズソー、ジェットストーム、インジェクター)
ジャガー「お前達5人は私の耳目とにゃれ。高空から、セクターごとに、全スペクトラムのセンサーで見渡すのだ。捜索ベクターグリッドはお前達のサーバーにアップロードされている」
バズソー「それで、奴らを見つけたら?」
ジャガー「交戦はするにゃ。奴らが巣穴(すあにゃ)に戻るのを見届けてから撤退しろ。私はここから指揮を執る。さあ行け!狩りは生かしたままでだ!」
(飛び立っていくバズソー達)
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2006年11月01日

ビーストウォーズ ザ・ギャザリング#3(6)

(火山地帯にあるデストロン基地。ビークルモードのメガトロン、ランページ、それに機材を抱えたインフェルノが外に出ている)
メガトロン「ランページ、インフェルノ、サイバガードの部品を基地の周りにきちんと埋め込むのだ。すぐにでもタランスにインストールを始めさせるからな」
インフェルノ「直ちにごっつんこ!」
ランページ「やれやれ、また汚い仕事じゃけんのう!」
メガトロン「俺様は…」
(ロボットモードに変形して着地するメガトロン)
メガトロン「…ちょっと後から行く。妙だな。断言してやっても良かったが……」
(メガトロンの目の前に半透明のマグマトロンが出現。腕には何かの装置を付けている)
マグマトロン「メガトロンよ……久しぶりだな」
メガトロン「おやぁ?」
(姿を現したマグマトロンが左腕でメガトロンの首を押さえ、右腕でエネルゴンバンドを取り付けようとする)
メガトロン「うお!」
(マグマトロンの腕を振り払うメガトロン)
メガトロン「ほう!三馬鹿長老がまた一匹、尻拭いを送り込んできたって訳か」
(体勢を立て直し、右腕の武器にエネルギーを充填するメガトロン)
メガトロン「そいつは笑えないなあ!」
(エネルギーを充填したテールでマグマトロンに攻撃をかけるメガトロン)
メガトロン「ジャガーの失敗から奴らは何も学ばなかったのか?元旧デストロンだろうが、飾り立てた将軍だろうが、たった一人の工作員では俺様の計画を止める事は出来んという事を。マグマトロン、貴様はもっと出来る奴だと思っていたのだがな」
マグマトロン「だがな、儂が一人で来たなどと……誰が言った?」
(メガトロンの背後で装置を付けて姿を現すイグナーとドリルビット)
メガトロン「何?」
(完全に出現したイグナーとドリルビットによって、メガトロンの首にエネルゴンバンドが巻かれる)
メガトロン「ほぎゃぁぁぁ」
(倒れたメガトロンを見下ろすマグマトロン)
マグマトロン「よし。取り付けろ。それから捕まえておけ」
(自分達の腕にあるのと同様の装置をメガトロンに取り付けるイグナー)
インフェルノ「黄門様、何の音で?」
(インフェルノとクイックストライクが戻ってくる。だが、マグマトロン達とメガトロンは彼らから不可視の存在となっている)
インフェルノ「黄門様?」
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2006年10月31日

ビーストウォーズ ザ・ギャザリング#3(5)

アーク:
(コンソールの中に潜って部品を探すレーザーバック。それを見守るオプティマスマイナーとボーンクラッシャー)
オプティマスマイナー「どんな感じだい?」
レーザーバック「これまでのところは上々だ。モノは古臭いが、対応は可能。のようだ」
ボーンクラッシャー「のようだ?」
レーザーバック「電力定格を正確に再測定する事は無理だ。よって、トランスワープ増幅器が焼け切るまで、おそらく3〜4ナノクリックしか通信時間はない」
オプティマスマイナー「メッセージは簡潔に、って事か……」
ボーンクラッシャー「それにまず正確に、だ!」
レーザーバック「そうだ」
(体をコンソールの下から出すレーザーバック)
レーザーバック「ところでスナールはどこだ?」
ボーンクラッシャー「あの坊やか、1ナノクリックもじっとしていられないようだな」
レーザーバック「物見遊山をしている時間は無いんだぞ。こうして喋っている間にも、マグマトロンは……」
スナール「真っ直ぐ向かってるぜ。ここから西の方角にある防備を固めた陣地に」
(レーザーバックのすぐ横に、透明化を解いたスナールが姿を現す)
レーザーバック「うわ!スナール!そういうのはやめろって!で、何でそれが分かったんだ?」
(ロボットモードに変形するスナール。手には小型の端末を持っている)
スナール「俺様のちょっとした技術的なお遊びでね、戦術ステーションを立ち上げて高高度センサードローンを打ち上げてみたんだ。こいつは見逃さないぜ」
(スナールの後ろから端末を覗き込むレーザーバックとオプティマスマイナー)
レーザーバック「西の方角といったな?そっちには……」
スナール「ほら、自分で見なよ」
(端末の画面。メガトロンの基地に三体のデストロンが接近しているアイコンが表示されている)
レーザーバック「まさか、奴は……メガトロンを狙っているのか!」
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2006年10月30日

ビーストウォーズ ザ・ギャザリング#3(4)

中西部:
(ジャングルの中、墜落したポッドを前にするマグマトロン、イグナー、ドリルビット)
イグナー「マグマトロン様、いかがで?」
マグマトロン「完璧だ、イグナー。ブランクのプロトフォームに、搭載されたナノ複製装置がまだ生きている。ドリルビット、スパークのコアを」
ドリルビット「ただのにゃんこじゃありませんぜ、こいつは。ええ、我々だけでは扱いきれないのでは?」
マグマトロン「普通ならば可能だ。もっとも、我々の帰還が既に遅れている事で、セイバートロン星のトリプティコン評議会が待ちかねている。今、疑念を解く唯一の方法は、与えられた任務を遂行して満足させてやる事だけだ。こいつが掃除をしてくれている間にな」
(スパークコアをポッドにセットするマグマトロン)
イグナー「信頼は出来るので?つまり、無駄にトリプティコン・エージェントと呼ばれていた奴じゃないって事です」
(ポッドのスキャナーが作動する)
マグマトロン「その二つ名に惑わされるな。奴は自分の昇進を叶えてくれる者なら誰にでも仕える男だ。レーザーバックがどんな穴に潜り込もうと追跡し、我々の長期計画に対して奴が引き起こす脅威を無力化できる者は、他に考えられん」
(ポッドが強烈な光を放つ)
マグマトロン「新旧デストロンの要素を併せ持ち、セイバートロン星のグレートウォーとその後一連の生き残りだ。このような有能な原材を、無駄にする訳にはいかん!」
(ポッドからの煙が晴れ、漆黒の脚が音なく地面に降ろされる)
マグマトロン「目覚めよ……ジャガー!」
(トランスメタル2のボディ(ビーストモード)で立ち上がるジャガー)
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2006年10月28日

ビーストウォーズ ザ・ギャザリング#3(3)

(左脚を食いちぎられたパワーピンチが飛ばされてくる)
スカージ「ちくしょう!パワーピンチが……いや、奴の大部分だが」
クワガイガー「早く!ここから……」
(背中を出して浮いたパワーハッグが沼地を流されていく)
クワガイガー「うわ、わわわわ……し、質問だ、スカージ……一体追い詰めているのはどっちなんだ?」
(先行していたトランスキュート、後方の混乱に気づく事なく、倒木に止まった白いフクロウの背後に狙いを定める)
トランスキュート「奇襲ぅぅ攻撃ぃぃぃ!」
(その瞬間、振り返るフクロウ)
アイスバード「去ね……我らに……関わるな!」
(フクロウから白熊へ変形し、トランスキュートに襲いかかるアイスバード)
アイスバード「この地は我らのもの!サイバトロンもデストロンもない、ミュータントだけのものだ!」
トランスキュート「ぃぁぁぁぁ……」
(背後を振り返らずに沼地から逃走するスカージとクワガイガー)
スカージ「こ、この地区には……何にも無かった、な」
クワガイガー「あ、ああ、報告する事は何もねえ」
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2006年10月27日

ビーストウォーズ ザ・ギャザリング#3(2)

(火山内部。サイバトロンが設置した基地の下を通るレーザーバック達)
レーザーバック「唯一の勝算は、セイバートロン星に警告メッセージを届ける事だけだ。だがその前に、回収したトランスワープ信号増幅器をリペアする必要がある。つまり道具とスペアパーツだ」
スナール「えーと、レーザーバック、今いるサイバトロンの予備システムから必要なものを引っぺがしてくるっていうのはダメなのか?その方が技術的にもやり易いと思うんだけど……」
レーザーバック「駄目だ、スナール、それでは気付かれてしまう。時間構造体に連鎖反応を引き起こす可能性もある。必要な物は全て、アークから持っていくんだ!」

南西部
(樹や草の生い茂った沼地。トランスキュートに率いられ、スカージ、レットラックス、パワーピンチ、クワガイガーがやって来る)
スカージ「やれやれ、まったく何て星だい!やな感じが募るばかりだ」
トランスキュート「いやぁぁぁ、俺ぁ何だか故郷に帰ったような気がするぜぇぇぇ」
クワガイガー「トランスキュートさん、道は確かなんですかい?サイバトロンの基準にしても、ここは故郷と呼ぶには気が滅入る場所なんすがね」
トランスキュート「確か確かぁぁ、クワガイガー、ほぅぅら、真っ直ぐ奴らに近づいているってぇぇぇ!」
(トランスキュートの視線の先に、木々の間を飛ぶ白いフクロウの後ろ姿)
トランスキュート「マグマトロン様ぁ人数をお望みだぁ」
(ビーストモードのまま砲撃を開始するトランスキュート)
トランスキュート「まぁ失望させる事ぁないだろうがぁぁ!」
スカージ「よし来た……俺はこのために契約してやったんだ!」
(レットラックス、スカージも砲撃を始める)
(ふと、足元の沼に何かの気配を感じるレットラックス)
レットラックス「ちょ、ちょっと待った!まさか……」
(沼の中から現れた怪魚がサソリに変形し、その毒針でレットラックスを刺す)
レットラックス「ぎゃあああ!」
パワーピンチ「レットラックス?みんな、聞いてくれ、奴らはこの中にいる。俺達のすぐそばに。奴らは……うわぁぁぁぁっ!」
(警告しようとしたパワーピンチの背後に一匹のワニが浮き上がり、その左脚に食いつく)
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2006年10月26日

ビーストウォーズ ザ・ギャザリング#3(1)

地球。紀元前約10,000年:

(アークの墜落した山の麓に作られたサイバトロンの基地。入り口から外に出てきたパワードコンボイとライノックス、チータス(メタルス))

チータス「どうしたんだよコンボイ。びっくりしちゃったじゃん!」
パワードコンボイ「何かを感じたんだ、チータス。どこか覚えがあるような、だが同時に、あってはならないような」
チータス「うーん、そんな具体的なものじゃないみたいに言ってくれないかな?だって、ここには何もないじゃん」
ライノックス「率直に言うとね、コンボイ、あれだけの大変身をこの前したばかりだし、たぶん……幻でも見たんだな」

(彼らに認識されないところで、その脇をすり抜けていくレーザーバック、オプティマスマイナー、ボーンクラッシャー、スナール)
オプティマスマイナー「おかしな感じだぜ!オイラ達がここにいて、あいつらもあそこにいるのに、本当は……別の場所にいるなんて」
レーザーバック「時間的転置状態だよ、オプティマスマイナー。我々が入ってきた局地的時間流は、1〜2ナノクリック、地球の過去にいる他のサイバトロンやデストロンとは同期がずれている。リフォーマットされたプロトフォームにも、同じ時間相が適用された」
ボーンクラッシャー「それでマグマトロンが汚い真似をして立ち去る事が出来るって訳だ……時間と空間にさざ波ほどの干渉も起こさずにな」
レーザーバック「その通りだ。そして、それを失敗に終わらせられるかどうかは、我々の肩にかかってくる」
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