2014年01月17日

EXODUS CHAPTER ONE その8

 オライオン・パックスは耳を澄ませた。新しい声についての照合を行うが、それはサウンドウェーブとショックウェーブ、いずれとも異なるものだった。以前にもその二人の声は聞いたことがあり、それぞれについての記録とデータベースが残っていた。
 しかし新しい声は、オライオン・パックスがメガトロナスの仲間を追跡するために作り上げてきた索引には無いものだった。誰なのだ?
 調査することはオライオン・パックスの仕事ではなかった。彼は監視し、観察し、記録する。調査員はまた別の身分の者だ。
 彼はそれでも、オブザーバーであるアルファ・トライオンに報告することはできた。オライオン・パックスは新しい声をサンプルし、数サイクルかけて報告書をまとめた。彼がアルファ・トライオンに対面を求めるのは正当な理由があるときのみであり、そして理由の正しさを証明するものでもあった。
posted by シグマ at 20:54| Comment(0) | TrackBack(0) | TRANSFORMERS: EXODUS | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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