2014年01月14日

EXODUS CHAPTER ONE その6

 「サイバトロニアンを作る素材は皆同じではないのか? この体と同じ合金が最高議会議員のフレームにも使われ、この体と同じ潤滑油が十三人のプライムの関節にも流れていたのだ!」メガトロナスの声は、ケイオンの工場の巨大機械のように、かすれ、きしんだものだった。オライオン・パックスは自分と同じ身分の他のサイバトロニアンたちの列を見渡した。彼らのすべてが、そのキャリアを監視と分類、そしてアイアコンの膨大なデータベースを埋めることに費やしていくのだろう。それが、オライオン・パックスが生まれる前からのサイバトロン星の文明のあり様だった。
 しかし彼らの体を構成する素材もまた、記録官のアルファ・トライオンや最高議会のメンバーのものと同じであるのだ。
 議員が、通信を監視することに己の人生を費やすだろうか?
posted by シグマ at 22:43| Comment(0) | TrackBack(0) | TRANSFORMERS: EXODUS | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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