(援軍の登場により形成は逆転し、敗走していくデストロン兵士たち。崖の上から戦況を見ていたジャガーも無言で去っていく)
ハウリンガー「よくやってくれた。ええと……」
トルカ「トルカだ。これだけ時間がかかってしまったのは申し訳ない。レーザーバックの集結シグナルを何日も追い続けていたんだ、道すがら他の仲間も拾ってな」
ハウリンガー「俺はハウリンガー。レーザーバックもおそらく、すぐに合流する筈だ。その間に優先しておきたいのは、例のトランスワープ信号増幅器だ」
(埋もれた洞窟からトルカが岩をどけ、ビーブーンとハウリンガーによってスナールが救出される)
ハウリンガー「首尾は?」
スナール「メッセージは送ったよ。届いたかどうかは知らないけど……」
ビーブーン「もし、届いていなかったら……」
ハウリンガー「それはまた別の問題さ。俺達はここに残るんだ」
トルカ「で、どうするんだ?」
ハウリンガー「もしスナールのメッセージがうまくいっていたとしても、もし救援作戦が行なわれる可能性があるとしても、古代の地球には調査しなければならない事が山ほどある。だから、俺達はここに落ち着いて、出来る限り楽に構えておこうじゃないか」
プロール「それにデストロンは?」
ハウリンガー「叩きのめして鼻っ柱をへし折ってやったが、奴らは戻ってくるだろう。奴らはいつでも戻ってくる」
(月夜の下、ジャガーの前に集結する敗残のデストロン兵士たち)