(コンソールの中に潜って部品を探すレーザーバック。それを見守るオプティマスマイナーとボーンクラッシャー)
オプティマスマイナー「どんな感じだい?」
レーザーバック「これまでのところは上々だ。モノは古臭いが、対応は可能。のようだ」
ボーンクラッシャー「のようだ?」
レーザーバック「電力定格を正確に再測定する事は無理だ。よって、トランスワープ増幅器が焼け切るまで、おそらく3〜4ナノクリックしか通信時間はない」
オプティマスマイナー「メッセージは簡潔に、って事か……」
ボーンクラッシャー「それにまず正確に、だ!」
レーザーバック「そうだ」
(体をコンソールの下から出すレーザーバック)
レーザーバック「ところでスナールはどこだ?」
ボーンクラッシャー「あの坊やか、1ナノクリックもじっとしていられないようだな」
レーザーバック「物見遊山をしている時間は無いんだぞ。こうして喋っている間にも、マグマトロンは……」
スナール「真っ直ぐ向かってるぜ。ここから西の方角にある防備を固めた陣地に」
(レーザーバックのすぐ横に、透明化を解いたスナールが姿を現す)
レーザーバック「うわ!スナール!そういうのはやめろって!で、何でそれが分かったんだ?」
(ロボットモードに変形するスナール。手には小型の端末を持っている)
スナール「俺様のちょっとした技術的なお遊びでね、戦術ステーションを立ち上げて高高度センサードローンを打ち上げてみたんだ。こいつは見逃さないぜ」
(スナールの後ろから端末を覗き込むレーザーバックとオプティマスマイナー)
レーザーバック「西の方角といったな?そっちには……」
スナール「ほら、自分で見なよ」
(端末の画面。メガトロンの基地に三体のデストロンが接近しているアイコンが表示されている)
レーザーバック「まさか、奴は……メガトロンを狙っているのか!」